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| セミナー   <2024年 冬 ( 関西 ・ 関東 )>・<2025年 夏 ( 関西 ・ 北陸 ・ 関東 )>  |
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2025年度夏学期
基礎コースについて
 
 

基礎コースは、当研究所の会員のほか、登録会員と同じ基礎条件を満たす一般の方々にも広く参加していただける講座です。ユング心理学にはまだ馴染みのない方にも、勉強途上の方にも、学びの機会としていただければ幸いです。

「基礎文献リスト」 →ダウンロード
参加資格 A AJAJの候補生・聴講生・登録会員
B 上記A以外の非会員で以下のいずれかの条件を満たす方
  (1) 心理臨床の実践に(職業として)携わっている
(2) 医師として精神科・診療内科等で臨床実践を行っている
(3) 大学院で臨床心理学を専攻している(修士課程/博士課程に在籍)
参加費
A 候補生・聴講生・登録会員 13,200円(10%消費税込み)
B 非会員 16,500円(10%消費税込み)
※複数お申込の場合、2講座目からは上記金額より各2000円減額となります。
申込方法 お申込みはWEBで受け付けております。

A 候補生・聴講生・登録会員 → 学期登録申込フォーム

B 非会員の方        → 基礎コース申込フォーム

お申込完了しましたら、フォームにご入力頂いたメールアドレス宛に自動返信メールが送信されます。確認メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダに入っている可能性がございますので、そちらもご確認ください。
  
申込締切 2025年2月23日(日)
参加可否 お申込いただいた各コース参加可否およびご請求金額は3月中旬頃にメールにてお知らせいたします。
会員の方には、セミナー・GSV等とあわせてお知らせ・ご請求いたします。
お支払い 参加可否およびご請求金額のお知らせ後、指定口座にお振り込みください。
その他
基礎コースは、「ユング心理学基礎課程修了証書」取得のためのセミナー・ポイント(領域1-分析心理学の基礎)としてカウントされます。
日本臨床心理士資格認定協会の研修機会として申請されます。


  2025年度夏学期は、基礎コース5つを開講します。
・「オンサイト型」の場合は、講師・受講者ともに全員オンサイト(会場)、「オンライン型」の場合は、講師・受講者
  とも全員オンライン(Zoom)です。
・会場およびZoom情報等につきましては、参加される皆様に後日ご案内させていただきます。

B01 松本 憲郎「『赤の書』におけるユングの孤独を破ったものとは何か?−『黄金の華の秘密』を読む」

日時:2025年4月12日(土)・6月14日(土)・7月12日(土)の3回
   いずれも18:00〜20:00(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)

ユングにとって「無意識との対決」の経験は、その後の自らの心理学にとって「第一の素材」であり、それは「赤の書」の形で結実しています。しかし、一方でそれは、ユングに長い「孤独」を強いる体験でもありました。その「孤独」を最初に破ったのが「太乙金華宗旨」との出会いであったと、ユングは自伝の中で述べています。前学期は、「黄金の華の秘密」の後半にあたる「太乙金華宗旨」の本文を読みましたが、今期はいよいよユング自身による「注解」を読んでいきたいと思います。


B02 関 智雄「Murray Steinの『Four Pillars of Jungian Psychoanalysis』を読む」

日時:2025年4月13日(日)・6月1日(日)・8月24日(日)の3回
   いずれも10:00〜12:00(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)

日本でも著名なMurray Steinの‘Four Pillars of Jungian Psychoanalysis’(Chiron Publications, 2022)をテキストにして解説します。ユング心理学の入門的内容です。Pillar One: The Individuation Process、Two: The Analytic Relationship、Three: Dreams as a Way to Wholeness、Four: Active Imagination as Agent of Transformationという構成です。平易な英語で書かれた133ページの小さな本ですので、余力がある方は購入してお読みください。本コースは2023年に行ったものと内容がほぼ同じなのでご注意ください。

文献:Murray Stein『Four Pillars of Jungian Psychoanalysis』(Chiron Publications, 2022)


B03 豊田 園子「ユングの『自伝』を読む」

日時:2025年5月18日(日)・6月15日(日)・7月13日(日)の3回 
   いずれも14:00〜16:00(全6時間)
形態:オンサイト型
地区:京都
定員:10名

ユング心理学の入り口としてユングの『自伝』を読まれた人は多いでしょう。今回は『自伝』成立にいたるアニエラ・ヤッフェの役割も考えながら、あらためて本書を読み直してみたいと思っています。初めてこの本を手に取る方も、ユングの人間的な背景を知ることでユング心理学を身近に感じることが出来るようになればと思います。


B04 猪股 剛「W.ギーゲリッヒの著作を読む "What Are the Factor That Heal?"II」

日時:2025年6月30日(月)・7月7日(月)・7月14日(月)の3回
   いずれも19:00〜21:00(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)
定員:15名

W. ギーゲリッヒ"What Are the Factor That Heal?"を読む。今回は、その後半92ページから178頁までを扱います。事前にテキストを読んだ上でご参加ください。毎回、前半1時間は講師から解説を行い、後半1時間は質疑応答を軸に進めていきます。初回は第4章後半133頁まで、第二回は第5章160頁まで、第三回は第6章・第7章178頁までを扱います。質疑応答をていねいに行いたいため、定員は15名とさせてもらいます。


B05 田熊 友紀子「河合隼雄『昔話と日本人の心』を読む」

日時:2025年8月31日(日)・9月21日(日)の2回
   いずれも14:00〜17:00(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)

本書『昔話と日本人の心』は、日本の昔話を世界のそれと比較しながら、日本人の精神構造の解明を試みた河合隼雄の代表的な著作の1つである。本書に取り上げられている日本の昔話をじっくりと読み味わい、その分析や理解を通じて、イメージを重視するユング派心理療法の土台となる、イメージ、物語に対する感度を高めることで、日々の臨床実践に寄与するものと考えている。参加者には事前に当該文献を読んでもらい事前課題も課す予定。

文献:河合隼雄『(定本)昔話と日本人の心』(岩波現代文庫)



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