日本ユング派分析家協会
日本ユング派分析家協会 HOME 日本ユング派分析家協会 リンク
学生の種別 候補生の訓練過程 ユング心理学基礎課程修了証書 講座案内 資格取得チャート
組織と役割/会員
講座案内 タイトル AJAJ主催のセミナー、グループ・スーパーヴィジョンを受講して頂くには、会員登録と事前のお申込が必要です。
会員登録申込用紙は、本頁末尾よりダウンロードできます。
2017年度夏学期 学期登録締切2017年2月26日(日)です。


2014年度夏学期より新たに基礎コースが開設されました。
詳細はこちらをご覧ください。 ⇒ 基礎コース


| セミナー  2017年 夏 ( 関西 ・ 関東 )>・<2017年 冬 ( 関西 ・ 関東 )> |
| 基礎コース <夏学期> ・ <冬学期> | 体験セミナー | グループ・スーパーヴィジョン | 
| 研 修 会 <2016年度 第6回研修会> |

2017年度夏学期
セミナー
  <関 西>

101 「コンプレックス理論と連想実験(言語連想検査) -ケース理解のために-」 広瀬 隆
日時: 1回目: 2017年4月23日(日) 10:00〜12:00 (2時間)
     2回目: 2017年8月20日(日) 10:00〜15:00 (4時間)
場所: 京都
会場: AJAJ事務局
定員: 8名

ユングがブルクヘルツリ病院で実験的に行った「連想実験」(言語連想検査)を振り返り、その今日的意味と臨床的価値について検討します。体験的に学ぶ機会をもち、臨床実践に役立てられるよう工夫したく思います。1回目(2時間)に言語連想法成立のあらましを辿り、文献の紹介・施行法と解釈法の確認を行います。発表者の決定もこの回に行います。2回目 (4時間)に 、参加者のうち二名の方に事例を発表して頂き、参加メンバーで討論します。事例は臨床場面で施行したものが望ましく、ケース理解を第一の目的とします。そして、この検査の臨床的有用性と問題点についても討論します。また、自らも何らかの方法で被験者となり結果をえておくことが望まれます。参加メンバーは最大8名とします。
(領域1:分析心理学の基礎)


102  「心理療法あれこれ」 横山 博
日時: 2017年5月21日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 京都
会場: コープイン京都(2階)201会議室

私は精神科医として40年余、ユング派分析家として30年、自分の精神科医の営みを分析心理学的精神療法、ユング派分析と名付け従事してきました。双方に共通するものは、患者さん・クライエントさんとの関係性の重視であり、双方ともこころの深みに触れない限り変容は起こらないという確信であります。今回は私の日頃の経験から感ずることをざっくばらんに語ってみます。
(領域6:治療論・その他の技法論)


103 「映画『ニーゼと光のアトリエ』から無意識と創造性について考える」 豊田 園子
日時: 2017年7月9日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 京都
会場: 京都テルサ(西館3階)第2会議室

芸術療法の先駆者といえるブラジルの女性精神科医ニーゼ・ダ・シルヴェイラを取り上げた映画が、2015年度の東京国際映画祭でグランプリを取り、昨年度末より日本で公開されている。彼女の仕事の支えとなったのが、ユング心理学であり、晩年のユングとの交流もあった。これまであまり知られることのなかった彼女の仕事の軌跡と映画の中で紹介される患者たちの作品を見ながら、無意識と創造性ということを考えてみたい。(参加者はできれば事前にこの映画を見ておかれることをお勧めします。) 
(領域4:イメージ・象徴論)


104 「芸術がもつ癒しの力とユング心理学の接点について〜夏目漱石とC.G.ユング〜」 川戸 圓
日時: 2017年8月27日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 京都
会場: 京都テルサ(東館2階)中会議室

ユングは、後に『黒の書』そして『赤の書』に集約することになる空想について、自分のやっている事は何か、これが科学と無関係である事は確かだが、科学でないならばそれは何か、と問うてみた。すると内なる女性が「それは芸術(art)です」と答えたことはよく知られている。ユングは芸術ではないと否定するが、客観的に見るとやはり芸術以外の何ものでもない。そしてその芸術は癒しの力を携えており、創造的病の最中にあったユングはそれで癒されていく。どうやら人が危機的な状態にある時、その人が意識で求めているものと真逆のものが布置されるようである。科学と芸術の狭間で狂気を体験しつつユングは科学へと戻って行く。もちろんその「科学」は、危機を経験する前の「科学」と同義ではない。
一方、夏目漱石は倫敦留学中の1902年夏頃から、「夏目狂セリ」と囁かれる状態になるのだが、彼がその状態でしがみついていたのは『文学論』という極めて科学的な論文であった。意識では文学一辺倒の漱石が科学(心理学・社会学)に魅せられるのである。そして漱石が危機的状況を脱するのは『文学論』ではなくて、文学の創作、すなわち芸術そのものであった。この二人の創造の病の在り様を通して「芸術とは何か」「芸術は何のためにあるのか」「芸術は人を癒すのか」等々を今一度問うてみたい。
(領域6:治療論・その他の技法論)


105 「夢は精神科診断を反映するだろうか ―ユング心理学の立場から―」 深津 尚史
日時: 2017年9月24日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 京都
会場: 京都テルサ(東館2階)視聴覚研修室

夢は精神科診断を反映するだろうか。つまり、統合失調症の人は統合失調症らしい夢を、発達障害の人は発達障害らしい夢を果たして見るのだろうか。本セミナーでは、統合失調症・双極性障害・非定型精神病(満田)・境界性パーソナリティ障害・アスペルガー症候群といった精神科診断の異なる自験例五名の夢を三つずつ選び、夢系列として提示する。そして、ユング心理学の立場から夢と精神病理学の関連性について考えてみたい。
(領域5:精神医学・精神病理学)


106 「ワザ学としての心理療法」 河合 俊雄 ・ 鎌田 東二*(特別ゲストコメンテーター)
日時: 2017年10月1日(日) 10:00〜17:00 (全6時間)
場所: 京都
会場: 京都アスニ―(3階)第4研修室

宗教、芸術、工芸においては、独特のワザがあり、それの訓練がある。ここでは、心理療法をワザ学として考えることで、それの様々な局面を捉え、本質を深めていきたい。それぞれのテーマの後で、ゲストの鎌田東二氏から広義のワザ学の立場からコメントを受けて、議論も行いたい。
1.宗教・芸術・工芸におけるワザと心理療法の基本ワザ、2.ワザ学の伝統と心理療法、3.中世と心理療法の原型:錬金術と芸能、4.こころのワザ学とこころ観、5.ワザの対象:症状と対応の変化
なおこれは、鎌田東二氏と共著で刊行される予定である。
(領域1:分析心理学の基礎)

* 名前に「*」があるのは外部講師、それ以外は日本ユング派分析家協会会員です。


ページTOPへ

<関 東>

201 「夢分析における『他者』とその多様性」 田中 康裕
日時: 2017年6月4日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 東京
会場: 連合会館(4階)402会議室

前期のユングを代表する著作『自我と無意識の関係』にみられるように、ユング派の夢分析では、アニマ・アニムス、影、老賢者等、そこに立ち現れる「他者」が様々な形で概念化されてきた。しかし、心理学において「純然たる他者」は存在せず、心理療法があくまでも「自己関係」や「自己意識」にアプローチするものである以上、夢分析においては、そのような「他者」の<内容>だけでなく、そこに内在されている<形式>にも(それが成立していないという状態も含めて)着目する必要があるだろう。このセミナーでは、「病態水準」や「発達スペクトラム」の異なる事例で報告された夢のなかの「他者」のあり方の多様性について臨床的な理解を深めたい(夢が報告された事例を募集します。事例提供を希望する方は、事務局まで申し出てください)。
(領域2:夢分析)


202 「精神分析とユング派からみた発達障害(ASD)の心理療法」 木部 則雄* ・ 河合 俊雄
日時: 2017年7月2日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 東京
会場: 連合会館(4階)402会議室

前半では、精神分析とユング派のそれぞれの立場から、発達障害の心理療法について概説し、講師で相互に質疑を行う。後半では、参加者から3人くらい事例を出してもらって、それぞれの立場からコメントして、具体例から発達障害の心理療法についての視点を深めたい。(参加者から事例提供を募集します。)
(領域6:治療論・その他の技法論)

* 名前に「*」があるのは外部講師、それ以外は日本ユング派分析家協会会員です。


203 「心理学の成立をめぐって」 足立 正道
日時: 2017年7月16日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 東京
会場: 連合会館(4階)405会議室

心理学の歴史、無意識の発見の歴史を文字通りの事実として学ぶ方向性とは別に、ユングはさらにもう一つ別の次元の歴史、心理学の「心理学的な歴史」を論じていて、異なる方向性を明確に意識しており大変興味深い。心理学のアイデンティティや我々心理学を学ぶ者のアイデンティティにかかわる重要なテーマが含まれているように思われるので検討してみたい。後半は事例検討を行う予定です。事例を募集します。
(領域1:分析心理学の基礎)


204 「山岳信仰の神話とイメージ ―人類学と心理学の対話(2)―」 石倉 敏明* ・ 猪股 剛
日時: 2017年9月10日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 東京
会場: 連合会館(5階)502会議室

前学期は、石倉さんを講師にお迎えして女性と女神のイメージについて人類学と心理学での対話を行いました。それが好評でしたので、引き続き石倉さんをお招きして、今回は山に焦点を当て〈山と人間〉、〈山と心〉の関わりについて論じてみたいと思います。ユング心理学がスイスアルプスの麓・チューリッヒに生まれ、山や山向こうを心に抱きながら思索や体験を展開させていたことは周知のことでしょう。そこで今回は、人類学のフィールドワークや神話研究と、心理学の物語や夢の研究とを山を巡って交流させ、その思索やイメージを広げて、そこから本質的な人間観や現実観を検討してみたいと思います。それは山を通じた私たちの体験や現実の深化につながり、同時にその転換に関わるきわめて臨床なものとなるでしょう。
(領域3:昔話・神話の心理学)

* 石倉敏明 : 秋田公立美術大学・人類学者


205 「童話の不思議 ―本能への深まりと目覚め」 佐山 菫子
日時: 2017年9月17日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 東京
会場: 連合会館(5階)502会議室

常識と節制を当然のことのように打ち破って、どぎもをぬく話しが童話には少なくない。落胆と失意とに沈むとき、血わき肉おどる本能の躍動が目前に迫ってくる。グリム童話の中からいくつかを選んで、本能の目覚めによるセルフの全体性へのアプローチを語ることができればと思う。
参考書:金田鬼一訳「完訳グリム童話集」岩波文庫I―V、 『三枚の羽』KHM63 (II)、『かえるの王子さまー鉄のハインリッヒ』KHM1(I)、 『恋人ローランド』KHM57 (II)、『忠臣ヨハネス』KHM6(I)、『がちょう番の娘』KHM89 (III)などを中心に進めていきます。
(領域3:昔話・神話の心理学)


ページTOPへ
注) 特に人数指定のないセミナーに関しましては、定員40名となっております。
    参加費は、1セミナーにつき候補生・聴講生¥16,200-(うち消費税¥1,200)、登録会員¥19,440-(うち消費税¥1,440)となります。
    本研究所では、開催されるセミナーに以下の6つの領域を設けており、各セミナーの紹介文の末尾の(カッコ)内に示しています。

領域1. 分析心理学の基礎
領域2. 夢分析
領域3. 昔話・神話の心理学(文化人類学・宗教学等も含む)
領域4. イメージ・象徴論(イメージ技法論も含む)
領域5. 精神医学・精神病理学
領域6. 治療論・その他の技法論

   

本研究所で開催されるセミナー・GSVはすべて、日本臨床心理士資格認定協会に研修機会として申請されます。

「登録会員申込用紙」  →ダウンロード

ページTOPへ