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2018年度夏学期 学期登録締切2018年2月25日(日)です。


2014年度夏学期より新たに基礎コースが開設されました。
詳細はこちらをご覧ください。 ⇒ 基礎コース


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2018年度夏学期
セミナー
  <関 西>

101 「コンプレックス理論と連想実験(言語連想検査) - ケース理解のために -」 広瀬 隆
日時: 1回目: 2018年4月22日(日) 10:00〜12:00 (2時間)
     2回目: 2018年8月26日(日) 10:00〜15:00 (4時間)
場所: 京都
会場: AJAJ事務局 (アクセスは参加者に別途お知らせ致します)
定員: 8名

ユングがブルクヘルツリ病院で実験的に行った「連想実験」(言語連想検査)を振り返り、その今日的意味と臨床的価値について検討します。体験的に学ぶ機会をもち、臨床実践に役立てられるよう工夫したく思います。1回目(2時間)に言語連想法成立のあらましを辿り、文献の紹介・施行法と解釈法の確認を行います。発表者の決定もこの回に行います。2回目 (4時間)に 、参加者のうち二名の方に事例を発表して頂き、参加メンバーで討論します。事例は臨床場面で施行したものが望ましく、ケース理解を第一の目的とします。そして、この検査の臨床的有用性と問題点についても討論します。また、自らも何らかの方法で被験者となり結果をえておくことが望まれます。
(領域1:分析心理学の基礎)


102  「分析心理学と箱庭療法の関係を考える」 川戸 圓
日時: 2018年5月6日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 京都
会場: 京都テルサ(東館2階)視聴覚研修室

ユング派の分析を受けながらも、独自の箱庭療法を立ち上げたドラ・カルフ(Dora M. Kalff)の初期の論文と晩年の論文とを読む事で、分析心理学と箱庭療法の関係について再考し、さらに箱庭療法の理解を深めるセミナーとしたい。読み込む二つの論文は以下の通りである。
 (1)「The Archetype as a Healing Factor」(1966年)
 (2)「Introduction to Sandplay Therapy」(1986年)
論文(1)はカルフ62歳、論文(2)は82歳の時の論文である。これらは英語論文であり、聴講生の中野祐子氏に紹介して頂くことにする。2論文は参加者の皆さんに添付ファイルでお送りするので、セミナーが始まる前に目を通して頂き、当日はプリントアウトした論文持参での参加をお願いしたい。
(領域6:治療論・その他の技法論)


103 「Dr.フィールツの観点からの臨床ユング心理学と精神医学・精神病理学」  横山 博
日時: 2018年7月8日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 京都
会場: 京都アスニ―(3階)第4研修室

Dr.フィールツは精神医学者で、ブルクヘルツリ病院でユングとともに仕事をしていた学者である。ユングの主催するニーチェのZarathustraを読むセミナーにも参加し、ユング心理学と精神医学的精神療法の融合を図った早い時期からのユング心理学を理解しようとした精神医学者の一人である。かれの『精神科臨床のための臨床ユング心理学』に沿ってユング心理学的考え方が、精神療法、心理療法にいかに役立つかを、自験例を交えて論じてみたい。
(領域5:精神医学・精神病理学)

参考文献:『臨床ユング心理学』(H.K.フィールツ著、加藤清・吉本千鶴子訳、海鳴社) 


104 「ユングのヴィジョン・セミナーを読む」 豊田 園子
日時: 2018年7月15日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 京都
会場: 京都アスニ―(5階)第7研修室

ユングは1925年に彼の前に現れた婚外の恋愛に悩むアメリカ人女性に、自分が見出だした無意識との対決の方法である能動的想像を薦め、彼が『赤の書』をなしたように、彼女にも同じようなものを作るようにと促した。彼女から流れ出る豊かなイメージに感銘を受けたユングは、その内容をすでに1930年のセミナーで取り上げることになった。これがヴィジョン・セミナーである。今ではクリスチアナ・モーガンであると知られるその作者にとって、この一連のイメージはどのようなものであっただろうか。あまり幸せな晩年を送ったとはいえない彼女が紡いだイメージを、ユングの『赤の書』が読めるようになった今、改めて取り上げ、女性の生き方という点から考えてみたい。
(領域4:イメージ・象徴論)

参考文献:『ヴィジョン・セミナー』(C.G.ユング著、クレア・ダグラス編、氏原寛・老松克博監訳、創元社)


105 「ユング『結合の神秘』を読む」 河合 俊雄
日時: 2018年9月23日(日) 10:00〜17:00 (全6時間)
場所: 京都
会場: コープイン京都(2階)201会議室

ユングの『結合の神秘』は晩年の主著であり、ある意味でユングの到達点であるけれども、非常に難解であって、心理療法の実践とはあまり関係がないと考えられていることもある。ここではユングの錬金術研究の中で本書を位置づけ、実際に本書の部分をいくつか読むうちに、ユングに含まれている臨床的な深さと可能性を探りたい。
(領域4:イメージ・象徴論)

参考文献:河合俊雄『ユング』岩波現代文庫


106 「夢と幻覚を脳から考える ― Jungの神秘体験を再考する」 深津 尚史
日時: 2018年9月30日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 京都
会場: 京都テルサ(東館2階)第10会議室

自伝によれば、Jungは1913年に洪水のヴィジョンを見ると、1916年には幽霊がエルサレムから自宅に訪れた。また、1944年には体外離脱体験や夢中自己像視を経験したが、Jungの体験が実は幻覚症状だった可能性はないだろうか。本セミナーでは、夢と幻視を視覚研究・神経心理学・精神病理学の知見から捉え直し、Jungの神秘体験を再考する。ユング派の心理療法を試みるにあたり、夢やヴィジョンと幻覚の違いを脳の観点から一度検討しておくことに意義があると思う。
(領域5:精神医学・精神病理学)


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<関 東>

201 「心理療法の内と外」 河合 俊雄
日時: 2018年4月22日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 東京
会場: 連合会館(4階)404会議室

症状の除去などの外的な変化に重点を置く心理療法に対して、ユング派の心理療法は内的な変化を重視する。しかし内的な変化が外的な変化に結びつく場合もあれば、結びつかない場合もある。またその逆に外的な変化のみが生じたように思えることもある。さらには心理療法の外としては、人間関係、身体、社会情勢、自然など様々なものが考えられる。心理療法の内と外について、どのような局面があるのが、また共時性などを含んで、理論的にはどのように考えられるのかを事例を挙げつつ検討したい。(セミナー概要から触発された事例を募集します)。
(領域6:治療論・その他の技法論)


202 「山から学ぶ人間の存在とその心」 成瀬 正憲* ・ 猪股 剛
日時: 2018年5月20日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 東京
会場: 連合会館(5階)501会議室

人類学者であり山伏である成瀬正憲さんを講師に迎えて、人間の存在と心について山の視点から学びたい。現代思想/人類学では、人間が人間を見て判断する従来の方法ではなく、人間を人間以外の存在の在り方を通じてとらえ直す〈人類学的転回〉が注目されている。このセミナーでは、山の生態の側から私たちの存在とその心の在り方を見直してみたい。特に、山伏による山の持つ転換作用を活性化させる方法論と、臨床の夢分析の持つ転換作用とを比較研究する。当日は、まず成瀬さんによる山と山伏の実際について講義が2時間、その後昼食休憩を挟んで、2時間のテキストを中心とした読解と質疑応答、そして最後の2時間は、参加者から夢を扱った臨床事例を発表してもらい成瀬さんと共に検討する。(テキストは柳田国男『毛坊主考』を使用するので、参加者はできるだけ事前に目を通しておいて欲しい。また事例発表者を募集する)。
(領域3:昔話・神話の心理学)

*成瀬正憲: 1980年生まれ。’09年山形県に移住し、羽黒町観光協会職員として地域活性化事業に尽力。現在は山伏の修行を重ねながら、山菜・キノコの採集・出荷のほか、土地に暮らす人々の手仕事のリデザインと流通、「アトツギ編集室」としての企画編集事業、東北各地の調査研究事業を行っている。東北公益文科大学文化人類学非常勤講師。


203 「移動と物語をめぐる映像作品とその心」 玄 宇民* ・ 猪股 剛
日時: 2018年6月3日(日) 9:30〜17:00(全6時間30分)*開始が9:30となりますので、お気をつけください。
場所: 東京
会場: 連合会館(5階)501会議室

映像作品には、フィクションとドキュメンタリーという二つの手法があるが、現代では二つのカテゴリーは峻別されているわけではなく、むしろフィクションとドキュメンタリーとのカテゴリー衝突を通じて既存の映画手法の更新が試みられている。これは心理療法における心的現実と外的現実の衝突や、語りの中にある虚実の衝突がむしろ新しい現実領域を開いていくことと比較検討できるだろう。本セミナーでは、特に「移動と物語」に焦点を当て、1920年代以降の実験的ドキュメンタリー作品の系譜を紹介すると共に、玄監督自身の近作『未完の旅路への旅』(26分)を上映し、撮影の際に使用した台本を示し、制作のプロセスや映像の意図も含めて紹介していく。最後の2時間は参加者から夢を扱った臨床事例を発表してもらい、玄さんと共に検討する。(事例発表希望者は申し出てください)。
(領域4:イメージ・象徴論)

*玄 宇民(ゲン・ウミン): 1985年東京生まれ。生まれた地を離れた人々のありようと移動の記憶・マイグレーションをテーマに韓国と日本で映像作品を制作。主な作品は『NO PLACE LIKE HOMELAND』(2011)、『OHAMANA』(2015)、『秋田国語伝習所』(2016)、 最新作は戦前の日本に暮らした韓国人女性飛行士の足取りを俳優と共にたどる『未完の旅路への旅』(2017)


204 「『隠れキリシタン』信仰と日本人のこころ」 田中 康裕
日時: 2018年7月16日(月・祝) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 東京
会場: 連合会館(4階)401会議室

16世紀に伝来したキリスト教は、戦国時代という特殊な政治状況とも相俟って急速に広まり、その後激しく弾圧された。この「キリシタンの世紀」と呼ばれる時代を経て、日本のキリスト教は、土着の習俗や仏教・神道と融合し、「隠れキリシタン」として独自の変容を遂げる。このセミナーでは、そのような「隠れキリシタン」信仰と、同時代に、禅僧からキリスト教に転んだが、その後に棄教し、反キリスト教に転じた不干斎ハビアンの二冊の書物から、日本人の宗教心理、ひいてはこころのあり方について考えたい(宗教や宗教性がテーマとなった事例を募集します。事例提供を希望する方は、事務局まで申し出てください)。
(領域3:昔話・神話の心理学)


205 「音楽表現の起源について」 足立 正道
日時: 2018年7月29日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 東京
会場: 連合会館(5階)502会議室

分析心理学がどのように芸術表現と向き合うのか、については様々に議論されて来ている。グッゲンビュールの創造性についての議論やギーゲリッヒのsoulをめぐる議論は特に興味深い。今回はそれらも紹介しつつ、神話の物語や宗教的儀式や聖書のパウロの言葉などに本来の音楽表現の心理学的な起源を探究したい。我々の日々の臨床とそれらがどのように関係しているのかについても考察する。後半には事例検討も行う予定である。事例提示ご希望の方は事務局まで問い合わせ願いたい。
(領域1:分析心理学の基礎)

参考文献 : Guggenbuehl-Craig, A "From the wrong side" Spring publications、Giegerich, W. "What is Soul?" Spring Journal, Inc.


206 「『英雄』とは何か ―神話、夢、空想、幻覚などという
          無意識の産物の中に心的エネルギーを探る」  佐山 菫子

日時: 2018年9月2日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 東京
会場: 星陵会館(3階)3A会議室

英雄は「その超自然的性格の中に人間的本質を含んでおり、それゆえ無意識と人間的意識との総合を表わしている。したがって、英雄は全体性に近づきつつある個性化の潜在的な先取りを意味している」とユングは言う。英雄元型とセルフ元型の諸イメージは重複することが多い。自分のやり方では絶対に解決できない問題があるということを認めざるを得なくなった時、人間の心の奥深くにまどろんでいる救いの力が、目覚めて動き出す。
(領域4:イメージ・象徴論)


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注) 特に人数指定のないセミナーに関しましては、定員40名となっております。
    参加費は、1セミナーにつき候補生・聴講生¥16,200-(うち消費税¥1,200)、登録会員¥19,440-(うち消費税¥1,440)となります。
    本研究所では、開催されるセミナーに以下の6つの領域を設けており、各セミナーの紹介文の末尾の(カッコ)内に示しています。

領域1. 分析心理学の基礎
領域2. 夢分析
領域3. 昔話・神話の心理学(文化人類学・宗教学等も含む)
領域4. イメージ・象徴論(イメージ技法論も含む)
領域5. 精神医学・精神病理学
領域6. 治療論・その他の技法論

   

本研究所で開催されるセミナー・GSVはすべて、日本臨床心理士資格認定協会に研修機会として申請されます。

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