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2026年度夏学期 講座案内
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2026年度夏学期 学期登録締切日・基礎コース申込締切日 2026年2月25日(水)です。



| セミナー   <2025年 冬 ( 関西 ・ 北陸 ・ 関東 )>・<2026年 夏 ( 関西 ・ 北陸 ・ 関東 )> |
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セミナー
セミナーには、以下3種類の受講形態がございます。
セミナーごとに形態が異なりますので、それぞれご確認ください。


1)「オンサイト型」
 ・会場に直接ご来場・受講していただきます。
 ・講師もオンサイト(会場)です。


2)「ハイブリッド型」
 ・会場にご来場、あるいは、Zoomで視聴するかを選択していただけます。
 ・オンライン聴講では、一方向的に講義を視聴することはできますが、音声での発言はできません。
  ご質問等は、Zoomのチャット機能を使用していただきます(会場によっては音声での発言可)。
 ・講師はオンサイト(会場)です。


3)「オンライン型」
 ・講師・受講者とも全員オンライン(Zoom)です。
 ・全員双方向にて音声でのご質問等が可能です。


ただし、「オンサイト型」・「ハイブリッド型」の場合も、申込人数等の都合により、オンライン聴講を導入あるいは全面オンラインに変更する場合がございます。

<その他>
・ 名前に「*」があるのは外部講師、それ以外は日本ユング派分析家協会会員です。
・ 会場につきましては、セミナー参加者に追ってご連絡させていただきます。
・ 参加費につきましては、「料金表」をご覧ください。


 
オンサイト型 / ハイブリッド型

<関 西>

101 鈴木 康広「スピリチュアル・エマージェンシー再考(3)〜ルソーにおける透明性と業熟体(有分心)〜」

日時:2026年5月9日(土)10:00-17:00(全6時間)
形態:ハイブリッド型 → 全面オンライン型(Zoom)に変更となりました
領域:5精神医学・精神病理学
地区:京都
定員:上限30名、5名以下ならオンラインのみ

偉大なる思想家ルソーの特長は「市民と個人」にあり、市民ルソーはイデオロギーを表し、個人ルソーはパーソナリティを表している。ルソーの創作の結果もたらされた迫害と被害感について、パーソナリティ研究として種々の精神病理学的考察がなされている。本セミナーでは。ルソーは統合失調症ではなく、そうならざるを得なかったスピリチュアル・エマージェンシーの観点からパーソナリティ研究の再検討を行う。統合失調症との鑑別点となる自我境界、自我の強さ、現実検討能力を、自我が「むきだしのまま」という意味で「透明性」として考察した。また「透明性」と自他の壁が消滅する「浸透(溶解)」との関連を検討し、さらに「透明性」を透体脱落の「業熟体(有分心)」で拡充し考察する。また玉城康四カ氏の拡充を行い、自由・平等・博愛に関連するDVD映像を視聴する。


102 町澤 理子・広瀬 隆・大森 郁子「心と身体の声を聴くー自発性と創造的インパルスの体験」

日時:2026年5月10日(日)10:00-17:00(全6時間)
形態:オンサイト型
領域:4イメージ・象徴論
地区:京都
会場:京都テルサ(西館3F第2会議室)
定員:上限18名・下限8名

AI, VR, SNSの急速な日常化の中で身体的現実への着地や非言語的コミュニケーションの重要性が再認識されている。本セミナーでは、身体表現による能動的想像法とされるオーセンティックムーヴメントを基にしたDance of Threeを中心に行い、保護された空間と信頼感の中で自分自身の心と身体に愛情ある関心と注意を向け、内的創造的インパルスに触れて表現することを体験する。参加者は、治療者に必要な本来の自発性への感受性を高めその扱い方を身体的に学ぶと共に、自身の内的リソースに触れ創造性、心理的成長、自己治癒力を高めることにもつながる。
当日はクレヨンか色鉛筆を持参し動きやすい服装と履物でご参加ください。


103 Hui-Wen Teng*・河合 俊雄「パートナーシップからパーツシップへ:人間関係・治療関係の変化」

日時:2026年5月17日(日)10:00-17:00(全6時間)
形態:ハイブリッド型
領域:6治療論・その他技法論
地区:京都
会場:京都テルサ(東館1F第6会議室)/Zoom

AIとの対話を含むオンラインでの人間関係への傾斜は、AIなどの親密性による摩擦を避けた関係、全体的なパートナーシップではない部分的な関係を産み出している。このセミナーでは現代の人間関係の変化とそれの及ぼす転移関係、治療関係の変化およびその背景について講義するとともに、関連する事例を検討したい。(事例を募集します。オンラインなどによる人間関係やAIがセラピーに影響を与えた事例など)
なお、英語は河合が通訳する。

*Hui-Wen Teng (ケ惠文) 博士
精神科医、ユング派分析家。イギリスのタヴィストック・ポートマン・クリニック、タヴィストック夫婦関係センター、Society of Analytical Psychology (SAP)で訓練・研修を受け、ジェンダーと文化的現象について研究、講演を行う。臨床実践の傍ら、テレビ、放送、ポッドキャスト、YouTube番組の司会などを通じて、心理学の専門家と一般市民との間に架け橋となるべく尽力し、人間関係や女性心理に関する著書は14冊に及び、フェイスブックのフォロワー数は50万人を超える。


104 深津 尚史「稲垣足穂『一千一秒物語』の個性化による読解:注意欠如・多動症(ADHD)のユング心理学を考える」

日時:2026年7月12日(日)10:00-17:00(全6時間)
形態:オンサイト型
領域:7発達心理学
地区:京都
会場:京都テルサ(東館1F小会議室)

注意欠如・多動症(ADHD)の臨床では、薬物療法が先行し、精神療法的議論は十分と言い難い。今回、稲垣足穂(1900?1977)の超短編連作『一千一秒物語』を、ADHD特性を持つ足穂自身の個性化過程として読解する。シュルレアリスム的な本作では、物語的展開をほとんど欠いたまま、拡張・凝縮した時間がモザイクのように並置される。そこでは、お月様や箒星といった天体的オブジェが日常意識と激しく衝突する。足穂は「自分の全作品は『一千一秒物語』の註である」と述べている。



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<北 陸>

111 桝藏 美智子「日本の四季と祭礼〜火、水、風のイメージに着目して〜」

日時:2026年9月6日(日)10:00-17:00(全6時間)
形態:オンサイト型
領域:4イメージ・象徴論
地区:富山県富山市
会場:富山県民会館505

若狭おばまのお水送り(福井)、能登のキリコ祭り(石川)、越中おわら風の盆(富山)は、北陸で古くから実施されてきている重要な祭礼です。祭礼における、水、火、風の象徴について考えていくセミナーです。水、火、風のイメージがとりあげられた事例を募集します。当日、ビデオで祭礼をご覧いただく予定ですが、お時間にゆとりのある方は、是非、実際に祭礼をご覧ください。

・若狭おばまお水送りサイト:https://wakasa-obama.jp/special/wakasa-omizuokuri/
・能登のキリコ祭りサイト:https://notokiriko.ishikawa.jp/kiriko/jp/index.php
・越中おわら風の盆サイト:https://www.yatsuo.net/kazenobon



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<関 東>

201 吉川 眞理「魚のイメージへのユング心理学的アプローチ」

日時:2026年5月6日(水・祝) 10:00-17:00(全6時間)
形態:ハイブリッド型
領域:1分析心理学の基礎
地区:東京
定員:上限40名、下限6名
会場:連合会館405会議室/Zoom

夢や昔話、神話や作品にたびたび登場する魚のイメージは、心理学的に何を表象していると理解できるのでしょうか?
魚のイメージを手がかりに、ユング心理学における意識と無意識の相補性について考察を深めます。
*魚の登場する夢が報告された事例を募集します。


202 江崎 隆志「父親(男性)面接 〜父親(男性)面接において大事なことは何か?〜」

日時:2026年6月14日(日)10:00-17:00(全6時間)
形態:ハイブリッド型
領域:6治療論・その他の技法論
地区:東京
会場:連合会館405会議室/Zoom

心理療法でクライアントが男性である機会は女性より少ない。私は小児科医として、母親面接の方が圧倒的に多いが、父親面接を行うこともある。心理士は女性が多いこともあり、父親面接に苦手意識を持つ人も多いようだ。父親面接において大事なこと、注意点などはどのようなことだろうか?またその気づきは、父親に限らず、男性一般の面接にも通ずるものがあるだろう。男女それぞれの視点から皆さんと考えたい。
*事例やエピソードも募集します。短時間の発表でもいいので希望者は事務局まで。


203 河合 俊雄「河合隼雄後期著作における事例と夢」

日時:2026年8月2日(日) 10:00-17:00(全6時間)
形態:ハイブリッド型
領域:2夢分析
地区:東京
会場:ビジョンセンター品川205/Zoom

河合隼雄前期の著作での事例と夢を取り上げたのに引き続き、『ユング心理学と仏教』、『生と死の接点』、『昔話と日本人の心』、『心理療法序説』などの河合隼雄後期の著作に見られる多くの事例と夢を取り上げて紹介し、再解釈する。それらは、著作での説明のために用いられたこと以上の意味と可能性を持っていると考えられる。その後、いくつかの非常に興味深い事例と夢を取り上げて、参加者とともに検討したい。
(検討用の資料を配付します)


204 足立 正道「「記号と象徴」に学ぶこころの奥行」

日時:2026年9月23日(水・祝) 10:00-17:00(全6時間)
形態:ハイブリッド型
領域:1分析心理学の基礎
地区:東京
会場:ビジョンセンター品川308/Zoom

「記号と象徴」という対比について、ユングは一般の読者に向けられた書籍『人間と象徴』の中で明快に説明しています。この対比について知ることは、夢や描画といった臨床素材の心理学的な理解の入り口でありながら、また同時に臨床家自身の経験に沿って常にアップデートされる性質のことともとらえられます。単なる比喩かどうかという理解から「信仰」の問題にまで及ぶ奥行について吟味したいと思います。
*臨床場面での夢や描画等のイメージを募集します。


205 田中 康裕「イメージ表現における「水平」と「垂直」:ミソロジーとコスモロジーの視点」

日時:2026年9月27日(日)10:00-17:00(全6時間)
形態:ハイブリッド型
領域:3昔話・神話の心理学(文化人類学・宗教学等も含む)
地区:東京
会場:ビジョンセンター品川205/Zoom

夢や箱庭を理解する際、ユング派心理療法においては「象徴論」「意味論」が重視される。そのような見方にはある種の限界があるように思われる。とりわけ、主体の脆弱性を抱え、「象徴」以前・「意味」以前の世界に生きていることが想定される、自閉スペクトラム症(的傾向)、今日的な心身症、今日的な解離(ヒステリー)等のクライエントとの心理療法では、彼らの夢や箱庭、描画等のイメージ表現に見られる「水平」軸の広がりや「垂直」軸の広がりに着目することが治療的には有用である。このような「軸」への着目が意味するのは、その「構造論」「統語論」に基づき、セラピストがミソロジー(神話学)とコスモロジー(宇宙論)の視点をもつことであると言えるだろう。このセミナーでは、このような視点とその有用性について、創世神話や臨床事例も参照しつつ論じたい(経過のなかで夢や箱庭、描画等のイメージ表現が用いられた事例を募集します)。


<その他>
211・212 蓮沼 宏昌*・猪股 剛「アクティヴ・イマジネーションと絵画制作I・II」(2日間連続セミナー)


日時:2026年7月19日(日)10:00-18:00
   2026年7月20日(月・祝)9:00-16:00
形態:オンサイト型
領域:4イメージ・象徴論
地区:長野県塩尻市 (蓮沼アトリエ)
定員: 10名

ユング派の絵画療法の方法に則って、1.アクティヴ・イマジネーションを行い、2.絵画を描き、3.それについて話し合う、というセッションを二日間にわたって、三回繰り返して、その体験の深化を進めていきたいと思います。絵を描くことがなぜ心理療法になるのかを体験的に理解してもらうセミナーとなります。絵画制作の合間には、自然の中を歩くことや、地域のフィールドワークも行い、そこから作業をはじめるプロセスも取り入れる予定です。絵画制作や絵画についての話し合いは、アーティストである蓮沼昌宏さんと共に行っていきます。

*蓮沼昌宏氏:1981年東京生まれ、画家、芸術学博士(2010年 東京芸術大学卒)



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オンライン型

Zm01 広瀬 隆「コンプレックス理論と連想実験(言語連想検査)―クライエント理解のために−」

日時:1回目 2026年4月26日(日)10:00〜12:00(2時間)
   2回目 2026年8月16日(日)10:00〜15:00(4時間)
形態:オンライン型(Zoom)
領域:1分析心理学の基礎
定員:8名

ユングがブルクヘルツリ病院で実験的に行った「連想実験」(言語連想検査)を振り返り、その今日的意味と臨床的価値について検討します。体験的に学ぶ機会をもち、臨床実践に役立てられるよう工夫したく思います。1回目(2時間)に言語連想法成立のあらましを辿り、文献の紹介・施行法と解釈法の確認を行います。発表者の決定もこの回に行います。2回目 (4時間)に、参加者のうち、2名に事例を発表して頂き、参加メンバーで討論します。事例は臨床場面で施行したものが望ましく、ケース理解を第一の目的とします。そして、この検査の臨床的有用性と問題点についても討論します。また、自らも何らかの方法で被験者となり結果をえておくことが望まれます。参加メンバーは最大8名とします。さらに、連想について、認知や記憶の観点からも考えてみられればと思います。


Zm02 猪股 剛「W.ギーゲリッヒの『アニムス心理学』を読むII」

日時:2026年8月9日(日)10:00-17:00(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)
領域:6治療論・その他の技法論
定員:上限なし

2021年に改訂版が刊行された『アニムス心理学』を読んでいきたいと思います。2025年冬学期に「予備概念」の終わりまでを通読しました。今回はその続きとなる「障害となるもの」という章(p.63-p.125)までを読んでいきたいと思います。今回扱うところでは、ギーゲリッヒの重要概念である「心理学的差異」「心理学の底の無さと、成長する岩」「ブラックボックスと黄金の背景」などの重要なテーマが扱われています。一時間の講義と一時間の質疑応答というセッションを三回繰り返す形で進めていきたいと思っています。


Zm03 坂田 裕子「悪夢について考える」

日時:2026年7月4日(土)10:00-17:00(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)
領域:2夢分析
定員:下限6名

夢は、時代の底に流れている精神をキャッチしたメッセージ、また個人レベルの、共に無意識からの重要なメッセージである。夢の声に耳を傾けると、いまの自分の視野、及び方向性の選択の幅を広げることに繋がる。しかし悪夢の場合、睡眠や生活の質が妨げられてしまう。今回は悪夢について文字だけで考えるのではなく、イメージや体のレベルで起こる反応を体験的に捉えながら理解する方法を取り入れて考えていきたい。
参考文献:Renate Daniel “Taking the Fear Out of the Night ? Coping with Nightmares” Daimon, 2016


Zm04 大場 登「心理療法プロセスの中で『夢』と向き合う」

日時:2026年7月5日(日)・8月30日(日)の2回
    いずれも9:30〜12:30(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)
領域:2夢分析
定員:15名

Giegerich, W.氏は、『夢と共に作業する』(猪股剛(監訳)宮澤淳滋・鹿野友章(訳)日本評論社 2023年)において、セラピストには、「〜この患者に対して今日はどのような言葉を投げかけるべきだろうか? 〜この話題を持ち出すのに最良の瞬間、つまり『適切なとき』はいつだろうか?」等という自問が要求される。そして、セラピストが「魂の側面に真に関心を払えば、おそらく適切な言葉とやり方を見出し…」「それは実は技術的な問題ではない。心理療法は一つのアートである」(p.126〜7)と記している。しかし、氏の主たる関心は、このアート、すなわち面接室の中で、クライアントとの間でどのように夢と向き合うかにはなく、もっぱら、心理学者として、夢を真に心理学的に解釈することに焦点があてられる。これに対して、本セミナーでは、参加者から提示される具体的な心理療法プロセスの中で、個々一連の夢をどのように読み、そして、クライアントにどのように問いかけ、語りかけてゆくかを丁寧に検討してみたい。G氏とは異なって、心理療法プロセスの中で「夢と共に作業」します。



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注) 特に人数指定のないセミナーの定員は40名となっています。
    参加費は、1セミナーにつき、候補生・聴講生 16,500円、登録会員 19,800円となります。(いずれも10%消費税込)
    本研究所では、開催されるセミナーに以下の7つの領域を設けております。

領域1. 分析心理学の基礎
領域2. 夢分析
領域3. 昔話・神話の心理学(文化人類学・宗教学等も含む)
領域4. イメージ・象徴論(イメージ技法論も含む)
領域5. 精神医学・精神病理学
領域6. 治療論・その他の技法論
領域7. 発達心理学

   

本研究所で開催されるセミナー・GSVはすべて、日本臨床心理士資格認定協会に研修機会として申請されます。



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