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AJAJ主催のセミナー、グループ・スーパーヴィジョンを受講して頂くには、会員登録と事前のお申込が必要です。
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基礎コースは、登録会員と同じ基礎条件を満たす、非会員の方にもご参加頂けます。
詳細・お申込みはこちらをご覧ください。 ⇒ 基礎コース
2025年度夏学期 学期登録締切日・基礎コース申込締切日 は 2025年2月23日(日)です。
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セミナーには、以下3種類の受講形態がございます。
セミナーごとに形態が異なりますので、それぞれご確認ください。
1)「オンサイト型」
・会場に直接ご来場・受講していただきます。
・講師もオンサイト(会場)です。
2)「ハイブリッド型」
・会場にご来場、あるいは、Zoomで視聴するかを選択していただけます。
・オンライン聴講では、一方向的に講義を視聴することはできますが、音声での発言はできません。 ご質問等は、Zoomのチャット機能を使用していただきます(会場によっては音声での発言可)。
・講師はオンサイト(会場)です。
3)「オンライン型」
・講師・受講者とも全員オンライン(Zoom)です。
・全員双方向にて音声でのご質問等が可能です。
ただし、「オンサイト型」・「ハイブリッド型」の場合も、申込人数等の都合により、オンライン聴講を導入あるいは全面オンラインに変更する場合がございます。
<その他>
・ 名前に「*」があるのは外部講師、それ以外は日本ユング派分析家協会会員です。
・ 会場につきましては、セミナー参加者に追ってご連絡させていただきます。
・ 参加費につきましては、「料金表」をご覧ください。
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オンサイト型 / ハイブリッド型
<関 西>
101 河合 俊雄「心理療法における「出会い」の意味:村上春樹の短編を参考に」
日時:2025年4月13日(日)10:00〜17:00(全6時間)
形態:ハイブリッド型
領域:3 昔話・神話の心理学
地区:京都
会場:未定
心理療法は、一期一会の出会いであるし、しばらく経過してからセラピストがクライエントにはじめて出会えた瞬間が存在することも多い。また転帰において、セラピストがクライエントとセッション外で偶然に遭遇することもある。クライエントからしても、これまでの人生や治療中において生じてくる出会いの意味は大きい。それには、ネットなどの現代における出会いの意味が変化してきているのも要因である。拙著『村上春樹において出会うこころ』を参照にしつつ、それをさらに心理療法的に読み込んで、ユング派の心理療法、さらには現代における出会いの様々な要素と意味を検討したい。クライエントとの間でおもしろい出会いの生じた事例、あるいは出会いのむずかしかった事例、クライエントにおいて興味深い出会いが生じた事例など、「出会い」のキーワードに触発された事例を募集します。
参考文献:河合俊雄『村上春樹で出会うこころ』(朝日新聞出版社)
102 猪股 剛「W.ギーゲリッヒ『プラトンの洞窟=西洋の魂の自己内閉=』を読む」
日時:2025年4月20日(日)10:00〜17:00(全6時間)
形態:ハイブリッド型
領域:6 治療論・その他の技法論
地区:京都
会場:未定
2025年4月に刊行された『ユング心理学の現在・過去・未来』からW.ギーゲリッヒの「プラトンの洞窟=西洋の魂の自己内閉=」を読んでいきたいと思います。これは、メディア的な世界の中に魂が内閉していく様子を描いた、現代メディア・テクノロジーと心の問題を扱ったギーゲリッヒの労作です。50頁ほどの分量がありますので、おおよそ三分割して、講師から一時間解説をして、次の一時間に質疑応答をすると言う形式を三回繰り返す購読セミナーとして進めていきたいと思います。このセミナーでは二時間の事例検討の時間は設けません。また、オンサイト参加の人数が少ない場合には、全面オンライン開催に変更することがあります。
103 宮野 素子「おとぎ話の心理学」
日時:2025年5月11日(日)10:00〜17:00(全6時間)
形態:オンサイト型
領域:3 昔話・神話の心理学
地区:京都
定員:10名以上
会場:未定
こころの現象を理解するうえでおとぎ話を手掛かりに論じる手法はユング心理学の伝統であり、おとぎ話解釈はユング研究所のトレーニングにおいて夢分析と並び重視されてきた。実際チューリッヒでは、毎学期複数の講師によるレクチャーやセミナーが提供され、学生が自主的に主催する勉強会も行われていたと記憶している。今回の講義内容は前年度冬学期に同じとなるが、一つの物語を素材にいくつかの解釈上のポイントを紹介し、解釈の基本技法の習得を目的とする。実際の臨床体験に照らしたディスカッションを交えながら、しばし参加者がおとぎ話の世界に遊ぶ時間となればと考える。
104 川戸 圓「『源氏物語』の中に紫式部の個性化過程を見抜く」
日時:2025年9月15日(月祝)10:00〜17:00(全6時間)
形態:オンサイト型
領域:1 分析心理学の基礎
地区:京都
定員:40名
会場:未定
昨年、NHKの大河ドラマで『光る君へ』が放送された。ドラマなので、史実とはズレていますが、一定数の方々が平安時代について、紫式部について、そして『源氏物語』についてのおおまかな知識を新たにされたのではないかと思う。この新たな知識を皆さまと共有しつつ、全54帖の『源氏物語』を分析心理学的観点から解析してみることする。そしてユング心理学における「個性化の過程(The Process of Individuation)」を物語そのものの中に、ひいては紫式部という女性の中に、探ることとしたい。そうすることで、ユングの「個性化の過程」とは何かということを、今一度、明らかにすることを試みる。
<北 陸>
111 桝藏 美智子「能登の祭礼〜火と水の象徴をめぐって〜」
日時:2025年7月6日(日)10:00〜17:00(全6時間)
形態:オンサイト型
領域:3 昔話・神話の心理学
地区:石川県金沢市
定員:20名
会場:未定
7月4〜5日に実施予定のあばれ祭(能都町宇出津)について、火と水の象徴、そして祭礼の意味について考えていくセミナーです。能登半島地震のあと、復旧もままならない中、町民はあばれ祭の実施を決め、心血を注いで祭礼を執り行いました。神輿のゆく道をキリコが先導し(1日目)、あばれられ、火に焼かれ、水に浸され、神輿は神社に戻ります(2日目)。ビデオで祭礼をご覧いただく予定ですが、お時間にゆとりのある方は、是非祭礼をご覧ください。宿や交通手段については、お申込みの方にお知らせいたします。
・あばれ祭サイト:https://abarematsuri.jp/
・キリコ祭りサイト:https://notokiriko.ishikawa.jp/kiriko/jp/index.php#wrap6
<関 東>
201 上原 沙也加*・猪股 剛「写真と目に見えないもの、心を読むことについて考える」
日時:2025年5月18日(日)10:00〜17:00(全6時間)
形態:オンサイト型
領域:4 イメージ・象徴論
地区:東京
定員:40名
会場:未定
今回は、写真家の上原沙也加さんを講師にお招きして、写真というメディアについて、写真表現から読むことのできる心や魂について考えてみたいと思います。 内容としては、1.上原さんによる写真についての講義、2.写真のワークショップ、3.上原さんとともに臨床事例の夢について考える、という三つの柱で構成したいと思います。どのように見て観察し考えていくのか、という点についての話を聞き、それを受けて猪股と対話します。 ワークショップでは、参加者の皆さんに写真を一枚撮ってもらって、その写真について味わいを考えて作業します。参加者には、事前に写真を撮ってもらいそのデータをお送りいただきますが、インストラクションの詳細はお申し込みいただいた方にお知らせします。
*上原沙也加氏
1993年沖縄県生まれ。写真家。風景のなかに立ち現れる記憶や傷跡、場所や物が保持している時間の層をとらえる実践として、写真作品を制作している。主な受賞に、 第36回写真の町東川賞新人作家賞、VOCA展2024」で奨励賞、大原美術館賞(2024)、出版物に写真集『眠る木』(赤々舎、2022)がある。
202 江崎 隆志「小児心理発達をvividに学び臨床に活かそう!〜赤ちゃんから思春期・青年期まで〜」
日時:2025年5月25日(日)10:00〜17:00(全6時間)
形態:ハイブリッド型
領域:7 発達心理学
地区:東京
会場:未定
心理療法において小児心理発達の基本的知識があることは重要だ。特に乳児期や思春期発達の理解は、小児だけでなく大人のケースでも有用だろう。しかし様々な理論があり、苦手意識を持つ人も多いようだ。発達理論を実際の臨床場面に活かすには、核となる部分を把握し実感できていることが大事であろう。そのようなことを皆さんと考えたい。2023年度冬学期に実施した同セミナーと内容一部重複。復習したい方はどうぞ。
203 江崎 隆志「日本人男性の個性化〜映画『always 三丁目の夕日‘64』を通じて考える〜」
日時:2025年7月13日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
形態:ハイブリッド型
領域:3 昔話・神話の心理学
地区:東京
会場:未定
ユング心理学の重要概念に「個性化」がある。本セミナーでは「日本人男性の個性化」について考えたい。日本で男性として生きることの困難さ、そこからどのように立ち上がれるのか?個性化は人類普遍的プロセスではあるが、男女や文化によっても違いはあるだろう。このようなことを、映画「always 三丁目の夕日 ‘64」をヒントに考えたい。男性セラピストの積極的な参加を期待する。もちろん女性も大歓迎です。率直でフェアな男女の対話を試みたい。事前に映画を見ることは必須ではないが、見ておくと当日の理解が深まるかもしれません。
204 田中康裕「心理療法の「見立て」における「心理学的なもの」のさらなる分化」
日時:2025年7月21日(月祝)10:00〜17:00(全6時間)
形態:ハイブリッド型
領域:6 治療論・その他の技法論
地区:東京
会場:未定
今日の心理療法において、われわれ心理療法家は、以前とは異なり、いわゆる「病態水準」の鑑別だけでなく、定型から非定型までに至る「発達スペクトラム」についての「見立て」も求められる。加えて、「心的な問題」と「心理学的な問題」との明確な区分だけでなく、一見すると「心的なもの」に見える問題に混入している「心理学的なもの」や、一見すると「心理学的なもの」に見える問題に混入している「心的なもの」、すなわち、「ハブリッド的なもの」を識別せねばならない。このセミナーでは、われわれがこのような今日的な課題を果たすため、いかにして神経症的ではない「心理学的なもの」を見立てるかについて、具体的・臨床的に考えてみたい。ご自身の臨床で「見立て」に苦慮された事例を募集します。
205 猪股 剛「W.ギーゲリッヒ『希望』を読む」
日時:2025年7月27日(日)10:00〜17:00(全6時間)
形態:オンサイト型
領域:1 分析心理学の基礎
地区:東京
定員:40名
会場:未定
2024年12月に刊行されたギーゲリッヒの新刊 『Hope 希望』を読みます。70頁ほどの短い著書ですが、希望という心理学にとって大きな役割を果たす概念が、老齢期にある著者がていねいに論じています。講師から全訳をお配りしますので、それを読んできていただき、当日は購読セミナーとして進めていきたいと思います。
206 河合 俊雄「心理療法における妄想」
日時:2025年9月7日(日)10:00〜17:00(全6時間)
形態:ハイブリッド型
領域:5 精神医学・精神病理学
地区:東京
会場:未定
妄想は、伝統的な精神医学では精神病圏において生じると病態水準と関係づけられていた。つまりは心理療法の範疇外となる。ところが最近は精神病圏でなくても妄想が出現したり、特にASD圏の人で治療に伴って妄想が生じてきたりとか、さらには高齢者での妄想など、多様化している。このセミナーでは妄想の歴史的な位置づけ、様々なあり方と意味について概説するとともに、前川美行氏の「身体と恋愛に関する妄想を呈した被虐待の事例」、藤巻るり氏の「一時的に出現した自己臭と被害妄想」、吉田愛氏の「肉親の死後ストーキング被害を訴えるクローン病女性」の事例を扱う。
オンライン型
Zm01 広瀬 隆「コンプレックス理論と連想実験(言語連想検査)―クライエント理解のために−」
日時:1回目 2025年4月27日(日)10:00〜12:00(2時間)
2回目 2025年8月17日(日)10:00〜15:00(4時間)
形態:オンライン型(Zoom)
領域:1 分析心理学の基礎
定員:8名
ユングがブルクヘルツリ病院で実験的に行った「連想実験」(言語連想検査)を振り返り、その今日的意味と臨床的価値について検討します。体験的に学ぶ機会をもち、臨床実践に役立てられるよう工夫したく思います。1回目(2時間)に言語連想法成立のあらましを辿り、文献の紹介・施行法と解釈法の確認を行います。発表者の決定もこの回に行います。2回目 (4時間)に、参加者のうち、2名に事例を発表して頂き、参加メンバーで討論します。事例は臨床場面で施行したものが望ましく、ケース理解を第一の目的とします。そして、この検査の臨床的有用性と問題点についても討論します。また、自らも何らかの方法で被験者となり結果をえておくことが望まれます。参加メンバーは最大8名とします。さらに、連想について、認知や記憶の観点からも考えてみられればと思います。
Zm02 龍村 ゆかり*・田中 理香「ユング心理学と映画制作―集合無意識・超越機能をキーワードに考える」
日時:2025年4月19日(土)・5月24日(土)・6月28日(土)の3回
いずれも14:30〜16:30(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)
領域:3 昔話・神話の心理学
定員:18名
ユングの言う超越機能や変性意識状態を考察する。アマゾン奥地で毎晩見た夢を朝報告しあい共有する部族を取材し、ドキュメンタリー映画を制作した、龍村ゆかり氏をゲストに迎え、その制作過程、現地シャーマンとの関わり、龍村氏自身の経験をお聞きする。その対話の中で超越機能、変性意識状態の実態を知り、心理臨床とスピリチュアリティがどのように交差するか、修行をキーワードに考える。
*龍村ゆかり氏
CNVC認定トレーナー 映画プロデューサー
人はスピリットの拠り所をどこに置くのか、様々な先住民文化やシャーマニズムの宇宙生命観に興味を持ち、86年よりテレビ番組のディレクターとして数々のドキュメンタリーや情報番組を手がける。91年のちの夫となる龍村仁と出会い、以降テレビ番組、映画を共に製作。03年映画プロデュース修士修得。スーザン・オズボーンボイスセミナー、チベット砂曼荼羅展などのイベントやCD、ワークショップ等のプロデュースも手がける。さらに心の理について探求、自らのトラウマ克服を目的に心理学を独学で習得。2023年非暴力コミュニケーションの認定トレーナーとなる。現在はNVC講座や修復的対話トーキングサークル、月待ち講を主宰。また、植物や小さないのちとつながる暮らしを求めて、信州の里山にリトリートスペース「るりこう庵」を構え、大地につながって生きる暮らしを実践。子育てや家族、また自然から学んだ視点を人類文明の新たなる進化に向け、柔らかなメッセージに変えて送り届けている。今回は、ドキュメンタリー映画『アチュアルの夢』についても言及する。一男一女の母。愛称はるりら。
共著:「地球の祈り」(角川学芸出版) 国際平和映像祭審査員 民間教育協会連盟評議員を務めた。
Zm03 廣瀬 清美「心理療法家のための心理占星術 基礎1」
日時:2025年4月18日(金)・5月16日(金)・6月20日(金)の3回
いずれも19:00〜21:00(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)
領域:4 イメージ・象徴論
定員:下限6名
心理占星術というのは、出生ホロスコープを吉凶判断に用いるのではなく、惑星や星座などを象徴的に解釈して、その人の心の中にある構造にアプローチするものです。心理療法家にとって自分と向き合うことはとても重要ですが、自分が生まれた瞬間の位置の天空上の惑星たちと語り合うのも、そのための一つの方法です。まず、その基礎を何回かに分けて(2回)伝授いたします。1)惑星、2)星座、3)ハウスの予定です。
Zm04 Murray Stein*・吉川 眞理
「ユングはセルフをどのように考え、論じたか?―ユング心理学における『自己』概念」
日時:2025年5月6日(火祝)10:00〜17:00(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)
領域:1 分析心理学の基礎
本講義では、ユングの「自己」の概念に焦点を当てる。ユングが理解した「自己」とは何か?「自己」は成長するのか?それとも、個体化が進むにつれて無意識から現れるものか?無意識に存在していたものの全体性の感覚なのか?といった問いを取り上げたい。 また、分析家が「自己」をどう捉えるかが臨床においてどのような意味合いを持つのか?夢やアクティブ・イマジネーションに現れる自己の象徴を扱う際に、分析家が取る態度が分析にどのような影響を与えるのか?についても検討を加えたい。
午前は参考文献を参加者と一緒に読み解くセッションです。参加者には、事前にマレイ・スタイン先生の講演和訳PDFを送付します。午後からマレイ・スタイン先生の英語講演を聴き、グループディスカッションを行います。16時から17時の1時間、マレイ・スタイン先生がオンラインに参加して質疑応答を行います。
参考文献:C.G.ユング著『アイオン』、第14章「自己の構造と力動」
*Murray Stein氏
イェール大学(1969神学修士)修了。チューリッヒのユング研究所で分析家資格得(1973)後、米国に戻りシカゴ大学でPh.D.取得。2003年スイスに移住。International School of Analytical Psychology(チューリッヒ分析心理学国際校)の設立メンバーの一人として、現在も訓練・スーパーヴィジョン分析家として活動中。アジアや東ヨーロッパなど広範な地域の分析家訓練に携わり、IAAP(国際分析心理学会)会長、ISAP/Zurich会長を歴任。邦訳されている著書としては、『ユング こころの地図』入江良平訳 青土社。現在マレイ・スタイン著作集2020〜2024(第1巻:個性化、第2巻:神話と心理学、第3巻:変容、第4巻:ユング派分析の実践、第5巻:分析心理学とキリスト教、第6巻:分析心理学と宗教、第7巻:悪の問題、第8巻:心理学と霊性、第9巻:ユング派の研究)が公刊中。
Zm05 大場 登「心理療法プロセスの中で『夢』と向き合う」
日時:2025年6月8日(日)・8月3日(日)の2回
いずれも19:00〜21:00(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)
領域:2 夢分析
定員:15名
Giegerich,W.氏は、『夢と共に作業する』(猪股剛(監訳)宮澤淳滋・鹿野友章(訳))において、セラピストには、「〜この患者に対して今日はどのような言葉を投げかけるべきだろうか?〜この話題を持ち出すのに最良の瞬間、つまり『適切なとき』はいつだろうか?」等という自問が要求される、そして、セラピストが「魂の側面に真に関心を払えば、おそらく適切な言葉とやり方を見出し…」「それは実は技術的な問題ではない。心理療法は一つのアートである」(p.126〜7)と記している。しかし、氏の主たる関心は、このアート、すなわち面接室の中で、クライアントとの間でどのように夢と向き合うかにはなく、もっぱら、心理学者として、夢を真に心理学的に解釈することに焦点があてられる。これに対して、本セミナーでは、参加者から提示される具体的な心理療法プロセスの中で、個々一連の夢をどのように読み、そして、クライアントにどのように問いかけ、語りかけてゆくかを丁寧に検討してみたい。G氏とは異なって、心理療法プロセスの中で「夢と共に作業」します(参加希望者は事情が許せば、本年3月2日AJAJ研修会における全体講演「臨床場面で夢と向き合う−Giegerich氏の夢へのアプローチと対話しつつも?」を視聴してください)。
Zm06 廣瀬 清美「心理療法家のための心理占星術 基礎2」
日時:2025年7月18日(金)・8月22日(金)・9月19日(金)の3回
いずれも19:00〜21:00(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)
領域:4 イメージ・象徴論
定員:下限6名
「心理療法家のための占星術基礎1」に引き続き、自分が生まれた瞬間の位置の天空上の惑星達と語り合い、自身の心の中にある構造と向かい合います。1)アスペクト、2)トランジット、3)シナストリーの予定です。なお、内容の性質上により受講していただけるのは、基礎1(2022夏、2023冬、2025夏)を受講された方とさせていただきます。ご了承ください。
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注) |
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特に人数指定のないセミナーの定員は40名となっています。 |
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参加費は、1セミナーにつき、候補生・聴講生 16,500円、登録会員 19,800円となります。(いずれも10%消費税込) |
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本研究所では、開催されるセミナーに以下の7つの領域を設けております。
領域1. 分析心理学の基礎
領域2. 夢分析
領域3. 昔話・神話の心理学(文化人類学・宗教学等も含む)
領域4. イメージ・象徴論(イメージ技法論も含む)
領域5. 精神医学・精神病理学
領域6. 治療論・その他の技法論
領域7. 発達心理学 |
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本研究所で開催されるセミナー・GSVはすべて、日本臨床心理士資格認定協会に研修機会として申請されます。
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