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2024年度冬学期
基礎コースについて
 
基礎コースは、当研究所の会員のほか、登録会員と同じ基礎条件を満たす一般の方々にも広く参加していただける講座です。ユング心理学にはまだ馴染みのない方にも、勉強途上の方にも、学びの機会としていただければ幸いです。

「基礎文献リスト」 →ダウンロード

1) 参加資格 A AJAJの候補生・聴講生・登録会員
B 上記 A以外の非会員で以下のいずれかの条件を満たす方
  (1) 心理臨床の実践に(職業として)携わっている
(2) 医師として精神科・診療内科等で臨床実践を行っている
(3) 大学院で臨床心理学を専攻している(修士課程/博士課程に在籍)
2)参加費
A 候補生・聴講生・登録会員 13,200円(10%消費税込み)
B 非会員 16,500円(10%消費税込み)
※複数お申込の場合、2講座目からは上記金額より各2,000円減額となります。
3)申込方法 お申込みはWEBで受け付けております。

A 候補生・聴講生・登録会員  → 学期登録申込フォーム

B 非会員の方         → 基礎コース申込フォーム

お申込完了しましたら、フォームにご入力頂いたメールアドレス宛に自動返信メールが送信されます。確認メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダに入っている可能性がございますので、そちらもご確認ください。
  
4)申込締切   2024年8月25日(日)
5)参加可否   お申込いただいた各コース参加可否およびご請求金額は9月下旬頃にメールにてお知らせいたします。
会員の方には、セミナー・GSV等とあわせてお知らせ・ご請求いたします。
6)お支払い   参加可否およびご請求金額のお知らせ後、指定口座にお振り込みください。
7)その他  
基礎コースは、「ユング心理学基礎課程修了証書」取得のためのセミナー・ポイント (領域1-分析心理学の基礎)としてカウントされます。
日本臨床心理士資格認定協会の研修機会として申請されます。

  2024年冬学期は、基礎6コースを開講します。
・「オンサイト型」の場合は講師・受講者ともに全員オンサイト(会場)、「オンライン型」の場合は講師・受講者とも
 全員オンライン(Zoom)です。
・会場およびZoom情報等につきましては、参加される皆様に後日ご案内させていただきます。

オンライン型

B51 関 智雄「ユングの夢三論文を読む」

日時: 2024年10月6日(日)・11月10日(日)・12月22日(日)の3回
    いずれも10:00〜12:00(全6時間)
形態: オンライン型(Zoom)

ユング派の心理療法において夢の報告を受けるのは日常的だと思いますが、それでは、ユング自身はそもそも夢についてどんなことを言っていたのか、この機会にユングの著作を読んでみよう、というのがこのコースの意図するところです。著作集所収の三論文を詳しく読んでいきます。英語論文をお読みになりたい方は事務局からファイルを入手してください。日本語版はみすず書房から出ています。本コースは2022年に行ったものと内容がほぼ同じなのでご注意ください。

文献:『General Aspects of Dream Psychology in CW8』「夢心理学の概観」
   『On the Nature of Dreams in CW8』「夢の性質について」
   『The Practical Use of Dream-Analysis in CW16』「夢分析の実践的使用」

B52 松本 憲郎「『赤の書』におけるユングの孤独を破ったものとは何か?−「黄金の華の秘密」を読む」

日時: 2024年10月19日(土)・11月16日(土)・12月21日(土)の3回
    いずれも18:00〜20:00(全6時間)
形態: オンライン型(Zoom)

ユングにとって「無意識との対決」の経験は、その後の自らの心理学にとって「第一の素材」であり、それは「赤の書」の形で結実しています。しかし、一方でそれは、ユングに長い「孤独」を強いる体験でもありました。その「孤独」を最初に破ったのが「黄金の華の秘密」との出会いであったと、ユングは自伝の中で述べています。今期は、「黄金の華の秘密」を読むことを通して、ユングの孤独を破ったものとは何であったのかを見ていきたいと思います。

B53 田中 理香「ユング心理学と密教―修行をキーワードに考える」 

日時: 2024年11月9日(土)・12月14日(土)・1月11日(土)の3回
    いずれも14:30〜16:30(全6時間)
形態: オンライン型(Zoom)

ユング心理学が河合隼雄により日本に紹介されて60余年、真言密教が空海により開祖され1250年。どちらも日本に根づき、人々に修行を提案している。
心理学と仏教は異なる視点から人間のこころについての学びを促す。それぞれの修行者が、対談の中から修行において大切なことや経験を考察し、各自の訓練や経過にどのような苦労や発見があったかを振り返ることで、曼荼羅とは何か、自己実現とは何かを参加者と共に考える時間にしたい。
同年齢の企画者(1)(田中理香―精神科医歴37年、ユング派分析家歴29年)と対談者(2)(明海和上―真言密教を高野山大学より43年、一時海外勤務を含む会社員歴30年の後、那須塩原にて密教修行を継続中)の2人が、河合隼雄『ユング心理学と仏教』を参考に2時間×3回の対談を行う。

B54 猪股 剛「W.ギーゲリッヒの著作を読む "What Are the Factor That Heal?" I」

日時: 2024年12月2日(月)・12月9日(月)・12月16日(月)の3回
    いずれも19:00〜21:00(全6時間)
形態: オンライン型(Zoom)
定員: 15名

W. ギーゲリッヒ"What Are the Factor That Heal?"を読む。今回は、その前半72ページまでを扱います。参加者のみなさんには、11月25日までに講師から日本語試訳のテキストをお送りしますので、みなさんはそれを読んだ上でご参加ください。毎回、前半1時間は講師から解説を行い、後半1時間は質疑応答を軸に進めていきます。質疑応答をていねいに行いたいため、定員は15名とさせてもらいます。

B55 田熊 友紀子「河合隼雄『心理療法序説』を読む」

日程: 2025年1月19日(日)・2月9日(日)の2回
    いずれも14:00〜17:00(全6時間)
形態: オンライン型(Zoom)

今回取り上げる『心理療法序説』は、河合隼雄が1992年に長年の心理療法実践を振り返りまとめたもので、心理療法の科学性、技法や諸問題、心理療法のプロセス、訓練など多岐にわたり論じた意義深い本である。特にエビデンスを求められる現代において、ユング派の心理療法実践の本質をいかに理解し、心理療法の実際を通じてクライエントや現場に還元していくか、本書を通じて個々人で深く考える機会にしたい。参加者には事前に当該文献を読んでもらい事前課題も課す予定。

文献:河合隼雄『心理療法序説』(岩波現代文庫)

B56 猪股 剛「W.ギーゲリッヒの著作を読む『夢と共に作業する』IV」

日程: 2025年1月20日(月)・1月27日(月)・2月3日(月)の3回
    いずれも19:00〜21:00(全6時間)
形態: オンライン型(Zoom)
定員: 15名

W.ギーゲリッヒ『夢と共に作業する』(日本評論社)を読む。今回は、その第6章「一つの実例を用いて」から、最終章第10章「夢と共に作業することを越えて」までを三回に分けて、ていねいに読んでいきたいと思います。初回は第6章と第7章を扱います。 参加者のみなさんは、テキストを読んだ上でご参加ください。毎回、前半1時間は講師から解説を行い、後半1時間は質疑応答を軸に進めていきます。質疑応答をていねいに行いたいため、定員は15名とさせてもらいます。

文献:W.ギーゲリッヒ『夢と共に作業する』(日本評論社)



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